投稿日:2010-08-22 Sun
さて今年もやってきました「旧暦7月鬼の月」。「鬼」というのは簡単に言うとこの月になるとあの世から戻ってくる悪霊で、日本の「お盆」にも相似性がありますね。この月になると台湾のほとんどの家庭(特別な宗教をもつ家庭はのぞく)や会社などでは拝拝が行われます。
拝拝の内容は大雑把に言うと下記の3点がメイン
*三牲と呼ぶ肉、鳥、海鮮/果物、野菜/米/飲料、酒/乾物(カップ麺やお菓子など)などを鬼にお供えする
*線香を焚き礼拝
*金/銀紙と呼ばれるあの世のお金をお焚き上げする
このためこの季節になるとショッピングセンターやスーパーは大量にお供え物を購入する客で混み合いますが、これも消費を刺激して内需拡大に一役買っていると思うとこういう習慣も悪くはありませんね。
また一般的に各家庭でばらばらに行うと焼紙や線香の煙がすごかったり場所をとったりするわけで、たいていの社区(マンションなど)では管理委員会や自治会がとりまとめて日時を決めマンション住民合同で拝拝が行われる傾向にあるようです。
さて我が家の場合、昨年までは「蘆洲」だけでしたが今年からは「蘆洲」と「三重」の2箇所で鬼月拝拝となります。もし同日同時刻だと厄介だなと思っておりましたが今年は運よく蘆洲が22日午後、三重が29日午後とうまいこと分散されてひとまず安心(来年以降は不明)。
まずは1回目拝拝の蘆洲ですが、今年も宜蘭から生もの支援と義父母義妹の応援をいただきました。とくに生もの関係(肉、魚、イカ、野菜など)は義母が準備してくれるので大助かり。
我が家と義妹は昨晩台北入りし、義父母は当日午前中お供え物持って宜蘭から台北入りです。
例の刀削牛肉麺の昼食後、我が家もお供え物を持って1Fマンション表玄関先の会場へ。
すでに多くの住民がお供え。各家庭でそれぞれ趣向を凝らしていて見ているだけで楽しいです。

拝拝準備中@蘆洲。お焚き上げ用の炉と焼金紙用の網も準備されてました。

我が家のお供え物。黄色い線内が我が家の「陣地」です。お供え物にはそれぞれお線香をさします。ビールがあるのは私の誠意です(笑)

生ものはほぼ宜蘭からの支援です。

そして総幹事(管理主任)と管理委員会主任委員の音頭で皆さん拝拝し、ある程度時間がたったところで金紙と銀紙の2種類の「あの世のお金」をお焚き上げして拝拝もクライマックスに。

ご支援のお礼も兼ねて夜は近所のレストランで7人で会食。久しぶりの東北酸菜白肉鍋も大好評で、義父などは来週もお願いしている三重拝拝でもこれが食いたいとのこと(笑)
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