投稿日:2011-03-15 Tue
3月11日に発生した東北大震災。台湾でも当日より東森新聞やTVBSなどニュースTV局が連日特番体制で報道しておりました。そういった中で起きた福島第一原発事故による放射能漏れ。(以下このブログを見ている「関係者」の方々にも台湾の現状を知っていただきたく記事にいたします)
このニュースが流れた3月14日から台湾顧客各社よりそれまでの地震での安否確認から現在取り扱っている日本製主力製品(茨城県筑波工場で生産)の放射能の影響についてという現実的な問い合わせが相次いでまいりました。
顧客からの問い合わせ内容(赤字)及び私の初期回答:
*工場は日本のどのあたりですか?また地震の影響は⇒茨城県つくばですが現状大きな被害はないとの連絡を受けてます。
*福島原発からどのくらいの距離?⇒150km以上あります。どちらかといえば東京寄りで東京からの地下鉄(TX)も走っているくらいです。
*製品への生産段階、輸送段階での放射能の影響の有無は?⇒元々水にぬれたりホコリがあってはならない性質の製品であり、どの工程でも基本的には屋外に露出することはありません。
*メーカーではどのような対策をしているのか?⇒問い合わせして回答します。
台湾の報道というのは一般的に日本のワイドショーに似て何か事件があれば大げさに報道する傾向があるのですが、今回の放射能報道とそれによる問い合わせラッシュにはほとほと参りました。もちろん私は原子力や放射線の専門家でもないので正しい回答かどうかはわかりませんが、とりあえず「大丈夫です!」を繰り返さざるを得ないのですが。。。
基本的には私の説明で客先でも理解はしてくれるのですが、実際にその製品に触れる生産現場からの放射能に対する不安が大きいらしくやはりきちんと現状と対策について説明する必要を痛感します。
今回の地震と津波による災害だけであれば(それでも悲惨であることに違いはありませんが)、被害そのものの影響は日本国内だけに留まり、復興後の日本製品に対する信頼は崩れないでしょうが、今回はそれに加えて原発爆発と放射能漏れによる放射能汚染(の恐れ)という海外まで被害を及ぼしそうな災害が加わったことで今後の日本からの輸出に相当なダメージを与えることになりかねないという大きな不安を消し去ることはできません。
日本人全体の健康のため、また今後の復興資金を支えるための外貨獲得のためにも一刻も早い原発災害終息を心から望みます。
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